I'VE GOT A THING ABOUT YOU BABY
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作品情報
| ジャンル | ロック |
|---|---|
| 参加形態 | 単独 |
| 公開 |
作品紹介
きら☆さんと2回目のコラボになります。
トニー・ジョー・ホワイトの1972年のアルバム「THE TRAIN I'M ON」のオープニングナンバーです。
彼は一般的にはエルビス・プレスリーの「ポークサラダ・アニー」の作者として有名だと思いますが、僕が彼の名前を知ったのは、アトランティックR&Bシンガーのブルック・ベントンのヒット曲、「RAINY NIGHT IN GEORGIA」の作者としてでした。曲調が渋いので、印象に残りました。
トニー・ジョー・ホワイトはルイジアナ州の生まれですが、この南部の湿地帯は音楽的に見ると、白人も黒人も環境を共にしながら暮らしているという土地柄のせいか、カントリーとブルースが混ざったような独特の雰囲気があって、それがスワンプロックというジャンルを生み出す下地になっていると思われます。
また僕はこのアルバムを買った時のことをよく覚えています。このアルバムにするか、バリー・ゴールドバーグのアルバムにするかでかなり悩んだのです。(どちらも名盤です。)
どちらもスワンプロックの聖地、マッスルショールズスタジオの録音なのですが、バリー・ゴールドバーグの方はプロデュースがボブ・ディランとジェリー・ウェクスラー、もう一方のトニー・ジョー・ホワイトのプロデューサーはトム・ダウドとジェリー・ウェクスラーでした。
ボブ・ディランのプロデュースというのは珍しいので、聴いてみたい気もするけれど、ちょっと心配、というのが正直な気持ちでした。それに比べるとトム・ダウドはそれ以前にも、クラプトンの「レイラ」やオールマン・ブラザーズバンドなどを散々聴き倒していて馴染みがあったので、非常に安心感がありました。そこで結局トニー・ジョー・ホワイトを選ぶことにしたのです。
ドラムROGER HAWKINS、ベースDAVID HOODという屈指のリズム隊、ピアノはBARRY BECKETTというスワンプロックではお馴染みのメンバーです。そこにBackgrand vocal arrangements by Tom Dowdというクレジットが加えられています。これが今回のコラボのきっかけで非常に大きなポイントになりました。
このアルバムは良く言えば「渋い」ですが、有体に言えば滅茶苦茶「地味」で男くさいです。そこを救って、曲に華を添えているのが女性バックボーカルなのです。このあたりがプロデューサーとしてのトム・ダウドの手腕の表れのひとつではないかと僕は考えているのですが、そのあたりをなんとか再現できないかといろいろ考えました。
そこでこの「大人のしっとりした女性ボーカル」をお願いするにはきら☆さんがピッタリだと思いました。また幅広いタイプの曲を歌いこなすきら☆さんをバックコーラスとしてお願いするのも、ものすごい贅沢なのではないかと考えました。そこでご無理をお願いした次第です。
今回の聴きどころはエンディングです。きら☆さんの囁くようなボーカルをお楽しみください。スワンプロックは夏の暑い時期にピッタリだと思います。今日はトニー・ジョー・ホワイトの71回目の誕生日です。(1943年7月23日生まれ)
よろしかったらお聴きください。
小林 真綾コメント(49)
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