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The BIrds on the Scarecrow

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作品情報

ジャンル フォーク
参加形態 単独
公開

作品紹介

私は歌を作るとき、極力、歌詞に英語を入れないことにしています。
歌詞に唐突に出てくる英語は最早言葉ではなく、Tシャツの文字同様ただの記号でしかない気がすることと、英語を使おうとする裏にあるものが好きになれないからです。
と言っておいて矛盾するようですが、なんとなく思い立って、英語で歌詞を書いてみました。
どうせ英語で書くなら、リズムが活きるよう、韻を踏んだものにしたいと思って書いたのが、この歌詞です。
最近、戦争も辞さないようなことを言う者が増えてきている気がしますが、戦争とはそんなに勇ましいものでしょうか。
第二次大戦での、日本兵士の死因の筆頭は、戦闘によるものではなく、餓死だったはずです。
私は臆病な小心者なので、戦争とは自分が最も大切にしているものを失くすことだと考えるようにしています。
自分や大切な思う人の命はもちろんのこと、何とか生き残った場合でも、運動が好きな人は手足を、音楽が好きな人は耳を、ギターが好きな人は指を失い、元の生活には永遠に戻れなくなる。
私が死んだら、後にどんな世界が残っていようと、それを見る私がいない以上、私にとって世界は終わりです。
生き残ったとしても、大切な人や物が全て失われたのであれば、それはもう私の知る、生きるに値する世界ではありませんから、やはり私にとって世界は終わりに等しい。
だからこそ、そうなる前に必死でくい止めなければならない、私はそんな風に考えるようにしています。
戦いを説く人は、こんな犠牲を払って、何をしようというのでしょう。
戦いを何やら美しいものと勘違いしている人を、私は「平和ボケ」と呼ぶことにしています。
前置きが長くなりましたが、こんな内容の歌詞を書こうと思ったので、最初に浮かんだのは、

If you like music, you will lose your ears
「あなたが音楽を好きならば、あなたは耳を失うだろう」

という一節でした。
この行に韻を踏ませるとなると、次の行は、最後の単語 earsと母音が同じ語、例えば、here, hear, dear等で閉じることになります。
こんな風に、1行書くと、次の行はまず終わりの単語の候補を思いつくまま挙げ、一つを選び、その単語から浮かんでくるイメージをもとに書くというように、歌詞を作っていきました。
これは、自分でも思いがけない歌詞が書けたりして、なかなか楽しい作業でした。
職場のアメリカ人に見てもらったところ、彼は歌詞に関していいとか悪いとかの批評は一切しませんでしたが、一か所だけ、toをaboutにした方がいいところがあると、アドバイスしてくれたので、そこを修正しました。
英語は所詮自分の言葉ではないので、どれほどのものができたかきちんと判断はできないのですが、自分ではなかなか気にいっています。

喜嶋 裕樹

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