昔住んでいた街を訪れた
今は面影もなく
廃墟に化した映画館
人も街も全てが物凄い早さで
時代の流れに飲み込まれていく
良い所も懐かしい場所も
みんな消えてしまう
何かを得る数より
失う物の方が
はるかに多い事を
人は気付いているのか?
この街に吹く風さえ埃まみれになって
物凄い早さで悲しく色あせていく
穏やかな日々を
人は忘れてしまったのかな?
確かな記憶を辿っていけば
そこには懐かしい夏の香り
海沿いをゆっくりと歩く
優しく包み込む波の音
空よ雲よ青い海よ
僕らが侵した罪を
許してくれるかい
また果てしなく続く
地平線の彼方に
訪れる夕日は
悲しく濁って
僕らを染めていく
作品紹介
自分の生まれ故郷に戻ったら、街の風景が変わっていたりしていませんか?
生まれ育った街が時代に流され、知らない街に来たと錯覚した時、
とてもショックだと思います。
便利さを追求するあまりに、良き時代の面影まで失ってしまうのは残念な事です。
私には故郷という場所はありませんが、主人の沖縄は日本の領土になってから、
何もかもがすっかり変わってしまったそうです。
その話を聞いて、想像して書いてみました。
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