あの時、君は、確かに、いた。
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作品情報
| ジャンル | Jポップ |
|---|---|
| 参加形態 | 単独 |
| 公開 |
作品紹介
2003年。大事な人を二人亡くしました。
ひとりは隠し通した病気で。
ひとりは事故なんだか自殺なんだか他殺なんだか分からない状況で。
(当時のコメント)
バラード~ドラムンベース(もどき)。2003年1月31日に胃癌のためにこの世を去った友人Sさんに捧げた歌。バス通学をしていた中学の頃、Sさんはバスの中でよく見かける年上の憧れの人だった。ひょんなことで合唱仲間の友人の友達であることが分かり、何度か一緒に遊んだことがある。でもそれ以上のことはなく、次第に連絡も取らなくなっていったのだが、その頃Sさんは自分の病気と必死で闘っていたのだ。2月までにはこの曲の骨格はできていたのだが、アレンジが煮詰まってしまい半年以上ほったらかしにしていた。5月には歌詞も固まったのだが、襲い来る試験地獄と新しく買ったTRITON Le88の使い方に悩み、遅々として進まなかった。先日、音楽仲間だったAさんが自殺?していたことが分かりはげしいショックを受けるが、彼女の夢を知る僕らはこれからも弛まず音楽をやっていくことを誓いあい、その流れに押されるようにしてこの曲は一気に完成した。でも、考えてみると、友人を失った絶望感を歌ったこの歌がもっと早く完成していて、Aさんが聞いてくれていたら、もし自殺だったとしたら、死ぬのを思いとどまってくれていたかも知れない。そう思うと、もっと早く完成させていればよかったと、残念でならない。
長いあいだ 会わないまま 君が冬の空に消えた
多くはない想い出数え 僕らはただ俯いた
突然に君の往く手 遮った闇を前に
目を伏せて同じ話 力なく繰り返すだけ
思い出す 朝焼けに凛と立つ 君の姿を
君はもう あの時に 君を襲う黄昏を知っていたんだね
眠れぬ夜は火も焚かず 震えながら朝を待つ
生き続けることの言い訳 暗い部屋で考える
笑うこと 楽しむこと 罪のように感じてる
そんな考え 間違いだと 自分でも解っているけど
君がいたあの時は 本当に在ったんだよね?
胸を刺す想い出の棘が消えるまで きっと僕は泣けもしない
君がいないことを 僕の心が受け入れたとき
一筋だけ涙を流して 胸の中の君に
微笑みかけよう また逢えたねと
君の ことを 覚えてるよ
君の 夢を 忘れないよ
君の 笑顔 ここに あるよ
ずっと ずっと そばに いるよ
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