ぼくはよくかわいいと言われる。
お店の人、そうじのおばさん、
友だちのおかあさん。
ときどき女の子とまちがえられる。
でんしゃで、プールで、としょかんで。
かわいいと言われるのはうれしいけど、
ちょっとはずかしい。
ほんとはね、
かっこいいって言われたい。
おとうさんにそうだんしたら、
「いでんだから、しょうがないよ」
とわらってた。
かわいいもいでんするのかな?
おかあさんも
「男の子がかわいいのは、おとくよ」
と、ぼくのあたまをなでた。
大すきなプラネタリウムに行く日、
ぼくはとてもしんぱいだったので、
うけつけのおねえさんに聞いてみた。
「きのうの夜から、
ずっと雨がふってるけど、
きょうはプラネタリウムをみれますか?」
おねえさんはきょとんとしたあと、
ないしょの話をするみたいに、
「大じょうぶ、
雨でもここのほしはみえるのよ、
ぼくとってもかわいいね」
と、にっこりわらってくれた。
さいごにかわいいって言われたとき、
ほんとはね、
ぼくはちょっとうれしかったんだ。
作品紹介
お兄ちゃんのぬうが小2の時作に作りました。
2011年神奈川子どもの詩の展覧会低学年の部、第一席(朝日新聞社賞)
この時から詩が長くなってきました。
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