フォークオペラSSW第十幕「Air Mail」
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作品情報
| ジャンル | フォーク |
|---|---|
| 参加形態 | 単独 |
| 公開 |
作品紹介
フォークオペラ、シンガーソングライター第十幕です。
初夏の静かな昼下がり。
彼女は彼との再会を胸に、柔らかな日差しの中でまどろんでいた。
外では子供たちが遊んでいる。
それは、なにひとつ いつもと変わらない穏やかな風景。。。
そんなある日、届いた一通のAir Mail。
それを読んだ彼女の手から、手紙がひらひらと力なく足元に舞い落ちる。
初夏の陽射しが入る部屋で、彼女はただ茫然と佇む。
外はいつもと変わらない青い空、心地よい風、緑の木々、子供たちの笑い声。。。
ただ違うこと。それは、彼女の足元に力なく横たわる一通のエアメール。
彼女の目から涙がとめどなく溢れ出す。。。。
幾日も幾日も。。。
彼女は泣き続けた。
そして・・・
涙も枯れ果てたある日、彼女は旅立つ決心をする。
彼の暮らしたあの国へ。
ラスト・フライト
第十一幕へ・・・
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この3分にも満たない短い曲が、フォークオペラの中で最も難しかった曲かもしれません。
前作のエンディングが突然唐突に途中で終わるという手法は(もちろんビートルズのアビーロードを参考にしておりますが)、楽し過ぎる前作から、この悲し過ぎる展開への暗示でした。
この曲を作成する過程で、こういう場合人間はどうなるのか、歌詞で、歌でどう表現すればよいのか?
自分に表現できるのか?
色々なことを考えました。
自分の中で一番嫌だったのは、「作り過ぎ」になることでした。
どういう感じの曲にしたらいいのか、最初に脳裏に浮かんだのは陽水の「帰郷」という曲でした。この曲を初めて聴いた時の意外な衝撃は色々と考えさせられたことを思い出しました。この曲には「危篤電報を受け取って」というサブタイトルがついており、イメージしていた曲とあまりにも違う穏やかな曲調に驚いたものです。
もう一曲ふきのとうのレクイエムのようにインストルメンタルにすることも考えました。この曲も明るい、しかしながら深い想いが感じられるインストでした。
結論として、楽曲はこのフォークオペラでまだやっていない、(最もフォークらしい)弾き語りによるシンプルな情景描写だけにして、ト書きというかシナリオのようなもので補足することにしてみました。
この曲を書いた当時の歌詞はシナリオの部分も含まれているようなものだったですが、自分の経験からも歌詞にして歌うには重すぎると思いました。
人は絶望的な深い悲しみを乗り越えた時、初めて穏やかな気持になれるのでしょうか。。。
そう信じたい想いも込めて。。。
杉山 拓真コメント(6)
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