明日へ・・・♪kanaちゃん & totto
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作品情報
| ジャンル | 童謡・唱歌 |
|---|---|
| 参加形態 | 単独 |
| 公開 |
作品紹介
1994年12月24日だったろうか。呉竹養護学校を卒業したSくん(会社員・京都)、Bさん(大学生・長崎出身)が初めてkanaちゃんの家に家庭訪問に行ったのは。
翌年1月にBさんに誘われて、僕も初めて彼女と顔を合わせた。
kanaちゃんは「中学生の頃から詩を書き始めたけれども、誰かに曲をつけてもらうのが夢だ。」と言った。
書きためたという詩を見せてもらった。
散文のような、ちょっとした独り言のような数行の詩がいくつも書いてあった。
そのままでは歌に出来ないので、「どうしようか?」と悩んだ。
いくつかの詩をそのまま並べて、歌にするという手もあったが、それではただ言葉を羅列したことにしかならない。
kanaちゃんの書いたいくつもの詩に共通しているのは、kanaちゃんの前向きな心。
みんなにも口ずさんでもらえるような歌にしたいと思った。
何度もkanaちゃんの詩を読み返し、心の中で歌のイメージをふくらました。
kanaちゃんの詩に書かれている前向きな言葉をを大切にして、一から詩を書いた。
春のある日、鴨川縁を車で運転しているときに、頭にピンと来るものがあった。
ハンドルを握りながら、メモ用紙を持ち、言葉を書いていった。
危険なながら運転だ。
家に帰ってから、その詩を見直し、手直ししてひとつの詩が完成した。
タイトルは「明日へ」
そして曲をつけた。
さっそくkanaちゃんに「明日へ」の歌を聴いてもらう。
そのあと、kanaちゃんのもう一つの夢である「ステージに立って歌う」為の準備を始めた。
「夢は実現するためにある。」
そういって、kanaちゃんを励ました。
行きつけの喫茶店にお願いして、コンサート会場に使わせてもらうことになった。
ボランティア仲間で高校生の頃に女の子だけのバンドを組んでいたrihoさんはピアノとドラムが得意だ。
大学生の頃、仲間のバンドでプロデビューするはずだったunoくんにはベースをお願いした。
前向きな歌詞やタイトルが、kanaちゃんにぴったりだと思い、コンサートのタイトルにした。
「TOMORROW・明日は来るよ、君のために…」
秋頃からこの歌が大ヒットし始め、僕たちがコンサートを開いたクリスマスの頃には、誰でも知っている歌になっていた。
そして、(確か)レコード大賞をとり、紅白歌合戦でも歌われた。
12月24日、喫茶アーティチョークでkanaちゃんの夢だったコンサートが実現。
当日は会場に人が入りきれず、歩道に人があふれるほどの大盛況だった。
1995年12月24日は、筋ジスのkanaちゃんの、ずっと夢見てきたことが、ひとつの形になった1日でした。
写真は、コンサート直後の一枚
音源は、2005年にkanaちゃんと一緒に歌ったときのものです。
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