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右の頬を暖めさせて

眠れない明け方は 不安と息苦しさ
この体と心は 日常に埋もれてく

幼い指先で 辿ったあの日の地図
飽きもせず繰り返す 自分に乾いた笑い

「あなたは私がいなきゃ 生きていけないらしい」

そっと小さな声で呟く
まだ目覚める前の朝日よ
この想いをどうか悪い夢にして

わざとそのままにした 昨日の秘密と嘘や
今日ふれたあの指に 戸惑いと苛立ちを

「そんなに私が必要なら 今すぐこの身を飲み干して」

そっと小さな声で呟く
まだ目覚める前のあなたの
右の頬を少しだけ暖めさせて

きっとあなたは笑ってくれる
まだ目覚める前の朝日よ
この想いをどうか悪い夢にして

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西之園 稔