熱を帯びた風 まとわりついて
アイスクリームが すぐとける
流れる汗が 目に沁みるから
勝手に涙 あふれ出す
あなたが私に 冷たくても
凍えるのは 心だけ
夏でよかった 今だけは
ひとりでも 震えはしない
外は蝉時雨 けたたましくて
誰を呼ぶ声も 消えて行く
べたつく汗が 邪魔しただけね
勝手にわけを 作り出す
あなたが私に 背を向けても
寂しいのは 心だけ
夏でよかった 今だけは
泣き声も 聞こえはしない
屋根は容赦なく 日差しに焼かれ
回す扇風機 唸ってる
干上がるからだ 目を閉じたなら
勝手に意識 飛んで行く
あなたが部屋から 出て行っても
怯えるのは 心だけ
夏でよかった 今だけは
考える 気力も出ない
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