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愛と光

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君を泣かせたのって/もう何百回目だろう
焦れば焦るほど/遠ざかる夏の日々
壊れかけたビルには/真っ黒な影がさして
涙がこぼれ落ちても/見つけられないから

掠れゆく声聴いて/いくら追いかけても
そこにあるのはただの/風のささやきだから
相まみえる事ない/暮らしの繰り返しに
怯えるだけのようじゃ/何も変わらないから

君の光よりも速く/僕が光であるように
永遠の終点まで/もっと寄り添って、もっと寄り添って

覚えていることは/愛についてのことで
そればかりを僕は/考えていたんだ
単純に誰かと/繋がっていくことが
まるで奇術の様に/心捉えて離さないんだ

君の光よりも速く/僕が光であるように
永遠の終点まで/もっと寄り添って、もっと寄り添って

宵闇の向こう側には/新たな光が続くと
どうしようもないほどに/恋焦がれて、恋焦がれて

作品紹介

十ウン年ぶりに、詩先で書いてみた。
真面目に、かつ瞬間的にペンを取ってさっと書いたので、荒っぽいところもあると思うが、本当のできたてホヤホヤ。曲つけるにはもう少し整えなくてはいけないかもしれない。

そもそも曲を作り始めた中学生の頃は、歌は詩先が当たり前とばかりに思っていたけど、流行のロックやポップスは曲先が一般的であると知ってから、曲先で作るようにしてきた。
といっても、結局、完成に至った歌はほとんど詞曲同時が多かったけど。
詞曲同時は、大江千里がそうしていると聞いたのが方法論として支えになった。

この間、佐野元春のソングライターズに曽我部恵一が出演していた。彼は、99%詩先だと言っていた。これはかなり目からウロコだった。曽我部氏と自分は同い年なので、同じような音楽を聞いて育ってきたと思う。そういう意味で彼の曲にはいつも腑に落ちるものが有った一方、曲作りはやはり現代のマナーとして曲先にしているとばかり思っていたからだ。
詩先であっていいはずだし、それが作り易いと思っている自分がいる。なのに、自分は風潮や言説に踊らされ、自分を無理にそこに当てはめていると知った。

野村 稔

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