輝跡の先へ
- 20回再生
作品情報
| ジャンル | クラシック |
|---|---|
| 参加形態 | 単独 |
| 公開 |
作品紹介
大阪市立都島工業高等学校音楽部第30回定期演奏会委嘱作品。
当時都工音楽部3年生のS君が中学時代に、僕が彼のいる吹奏楽部の講師陣として関わったことがきっかけでした。
ある日「僕らは3年生で今回が最後の定期演奏会なので、最後の思い出に是非ともふなもと先生の作品を演奏したいので僕たちの為に新曲を書いて下さい。」という連絡を受けました。
特にS君の熱意は相当なもので、僕の作品が演奏される時には積極的に足を運んでくれたり、
同級生にも僕のことを話してくれたり、僕の作品も好んでくれて曲の隅々を知り尽くしているほどです。
もしかしたら彼が僕の作品の一番のファン(?)とも言えるのかもしれません。
作曲に当たり、これから卒業していく彼らが18歳であることに目を向け、ちょうど10年前に僕が高校生で18歳だった頃に思い浮かんだメロディを思い出しました。
その曲を吹奏楽で奏でるサウンドをなんとか形にしようとしても当時は未熟で技術がなく、断片のみで結局完成できないまま年月が過ぎていきました。
今回はこれを機会に完成させることにしました。
特に前半の軽快な部分と、ゆったりとしたテンポのカノンで何声にもなっている、流れるようなメロディは当時のイメージをそのまま再現しています。
単なる昔からの温めていた曲の提供にとどまらず、この曲の作曲はじまりが「高校生」だったことの共通点で何か通じるものがあると思いました。
今思えば10年前の自分から今の自分に訴えかけるメッセージのようにも感じます。
「輝きの跡」と書いて「輝跡(きせき)」。
輝きの跡(=青春の日々の想い出)を胸にまた歩きだそう。
出会うことが奇跡。そしてそこで生まれた想い出・・・。
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